new year
Sirius, HarryJan/2008
pencil, watercolour
I should have drawn this earlier then I could use for the Christmas card, too.
Anyway, Natsuko, a talented fic writer, gave me a drabble for it. Oh my Goodness.
Below is the original Japanese-written drabble, and now I'm trying to translate it. (Please wait.)
年賀状用に速攻で描いた水彩絵。もう少し早く描いてればクリスマスカードに使えたのに。
で、ナツコさんが素敵なＳＳを付けてくださいました。ぎゃ！何たる果報者なりか。
以下↓にそのＳＳを、ナツコさんのご許可を戴いて載せさせていただきます。ナツコさん、有難うございます！
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「新年おめでとう」目を見合わせて笑った後「はい、」と両手を差し出された。
一体なんだろうと空中でじっとしている手を見下ろしたら自然と体が動いた。
何かを待っているような両手の上に自分の手をそっと重ね合わせる。
正しいかどうかはわからなかったけれど、そうしたかったから。
ふっと空気が緩む。名づけ子が微笑んだのがわかって正しい行動だったと知る。
良かったと思っていると笑いを含んだ声で言われた。「こうやってちゃんと手を握っててね。もう迷子にならないように」
まるで冗談を言う時のような軽やかな声に真摯な響きを聞き取って。「うん」と頷いた。
胸が熱くなっていろんな言葉が浮かんできたけれど、たった一言に全てを込めて。
手の温もりは言葉にしない想いも伝えてくれたのかもしれない。大切な子は目を伏せて口元に優しい笑みを浮かべた。何の不安もなく、満ち足りたような表情をして。
どうかこの子にとって幸多い年でありますように。そうして一緒にいられますように。
祈りを込めて重ねた手にほんの少しだけ力を込めた。
【作：ナツコさん】